歴史の目的をめぐって新田義興

新田義興　にったよしおき

生没年	元弘1年（1331）-延文3年・正平13年（1358）10/10
出身	-	幼名	徳寿丸
別称	-
法名	-
戒名	-
父	新田義貞	母	天野時宣の娘
兄弟姉妹	新田義顕、新田義興、新田義宗、女（千葉氏胤の妻）
配偶者	-
子	-
官位	左兵衛佐、左近衛将監
役職	-
城郭	-
参考文献	-
関連データ	○新田義興の関連文化財

新田義興年表

元徳3年　1331年　-月-日　1歳

新田義興が生まれる。

出典：-

元弘1年　1331年　8月9日　1歳

「元徳」より「元弘」に年号が改まる。

出典：-

元弘2年　1332年　3月7日　2歳

後醍醐天皇が配所・隠岐国に赴くべく、京都を出立する。千葉五郎左衛門・佐々木備中判官が道中を警固する。

出典：『関城書裏書』

正慶1年　1332年　4月28日　2歳

「元弘」より「正慶」に年号が改まる。

出典：『桜雲記』巻之上

正慶2年　1333年　閏2月26日　3歳

後醍醐天皇が片見（伯耆国）に移る。後醍醐天皇に供奉していた成田が名和長高の館に赴き、長高に後醍醐天皇に味方するようつたえる詔勅を渡す。長高は詔勅に応じ、後醍醐天皇を船上山まで警固し、船上山にて挙兵する。

出典：『関城書裏書』、『桜雲記』巻之上

正慶2年　1333年　4月27日　3歳

足利高氏が篠村（丹波国）にて幕府方から後醍醐天皇方に寝返る。

出典：『梅松論』、『関城書裏書』

正慶2年　1333年　5月7日　3歳

護良親王、千草忠顕、赤松円心、良忠が六波羅探題館を攻める。北条仲時・北条時益は関東に逃れるべく光厳天皇・後伏見上皇・花園上皇とともに京都を脱す。

出典：『桜雲記』巻之上

正慶2年　1333年　5月22日　3歳

新田義貞が幕府の拠点である鎌倉（相模国）を制圧する。北条高時、北条基時が自害する。

出典：『関城書裏書』

元弘3年　1333年　6月7日　3歳

後醍醐天皇が大内裏に還幸する。元号を正慶から元弘に戻す。

出典：『関城書裏書』

建武2年　1335年　7月-日　5歳

信濃国で蜂起した北条時行が鎌倉（相模国）に攻め込む。成良親王、足利直義は応戦するも支えきれず鎌倉を退く。成良親王は大江時古に抱えらえ帰洛する。

出典：『関城書裏書』、『桜雲記』巻之上

建武2年　1335年　8月2日　5歳

北条時行に攻められた足利直義を救うため足利尊氏が出京する。近江国野路に到着する。

出典：『関城書裏書』、足利尊氏関東下向宿次・合戦注文「国立国会図書館所蔵康永四年延暦寺申状紙背文書」『南北』関東1巻-270号

建武2年　1335年　8月17日　5歳

箱根（相模国）にて足利尊氏と北条時行勢が戦い、尊氏が勝利する。

出典：足利尊氏関東下向宿次・合戦注文「国立国会図書館所蔵康永四年延暦寺申状紙背文書」『南北』関東1巻-270号

建武2年　1335年　8月18日　5歳

相模川の合戦で足利尊氏と北条時行が戦い、尊氏が勝利する。

出典：『関城書裏書』足利尊氏関東下向宿次・合戦注文「国立国会図書館所蔵康永四年延暦寺申状紙背文書」『南北』関東1巻-270号

建武2年　1335年　8月19日　5歳

足利尊氏が鎌倉（相模国）に到着する。辻堂・片瀬原の合戦で足利尊氏と北条時行が戦い、尊氏が勝利する。

出典：足利尊氏関東下向宿次・合戦注文「国立国会図書館所蔵康永四年延暦寺申状紙背文書」『南北』関東1巻-270号

建武2年　1335年　12月13日　5歳

箱根・竹ノ下の合戦で足利尊氏と尊良親王・新田義貞が戦い、尊氏が勝利する。

出典：『関城書裏書』、『桜雲記』巻之上

建武3年　1336年　1月30日　6歳

後醍醐天皇が京都に還幸する。

出典：『大乗院日記目録』同年月日条

建武3年　1336年　2月13日　6歳

桜山にて足利尊氏・足利直義兄弟と新田義貞・北畠顕家・楠木正成が戦い、新田勢が勝利する。尊氏・直義は九州に逃れる。

出典：『桜雲記』巻之上

延元1年　1336年　2月29日　6歳

「建武」より「延元」に年号を改める。

出典：『桜雲記』巻之上、『大乗院日記目録』同年月条

延元1年　1336年　5月-日　6歳

新田義貞が兵庫（摂津国）に陣取る。

出典：『桜雲記』巻之上

延元1年　1336年　5月25日　6歳

湊川（摂津国）にて足利尊氏と新田義貞が戦い、尊氏が勝利する。楠木正成が戦死する。

出典：-

延元1年　1336年　5月27日　6歳

後醍醐天皇が延暦寺に行幸する。

出典：『大乗院日記目録』同年月日条

延元1年　1336年　6月30日　6歳

京都（山城国）に足利尊氏勢が攻め入り、名和長年が応戦するも戦死する。

出典：-

延元1年　1336年　6月-日　6歳

足利尊氏が延暦寺に籠る後醍醐天皇を攻める。

出典：『桜雲記』巻之上

延元1年　1336年　10月10日　6歳

後醍醐天皇が延暦寺より京都に還幸する。帝位を恒良親王に譲位する。

出典：『大乗院日記目録』同年月日条

延元1年　1336年　10月-日　6歳

斯波高経・高師泰が金ヶ崎城（越前国）に籠る新田義貞を攻める。

出典：『桜雲記』巻之上

延元1年　1336年　12月20日　6歳

後醍醐天皇が京都を潜に抜け出し吉野（大和国）に行幸する。

出典：『大乗院日記目録』同年月日条

建武4年　1337年　3月-日　7歳

北朝勢が新田義貞の籠る金ヶ崎城（越前国）を攻め、同城を落とす。兄・義顕、尊良親王が自害する。

出典：『桜雲記』巻之中

延元2年　1337年　9月14日　7歳

義良親王、北畠顕家、結城宗広が陸奥の軍勢を率い上洛すべく、陸奥国を発つ。

出典：『桜雲記』巻之中

延元2年　1337年　12月13日　7歳

利根川（上野国）にて北畠顕家と北朝勢が戦い、顕家が勝利する。

出典：『桜雲記』巻之中

延元2年　1337年　12月16日　7歳

安保原（武蔵国）にて北畠顕家と北朝勢が戦い、顕家が勝利する。

出典：『桜雲記』巻之中

延元2年　1337年　12月24日　7歳

北畠顕家、新田義興、北条時行が足利義詮の拠る鎌倉（相模国）を攻め、攻め落とす。義詮は京都に敗走する。

出典：『桜雲記』巻之中

延元3年　1338年　1月-日　8歳

青野原（美濃国）にて北畠顕家と土岐頼遠・上杉憲顕・今川範国・吉良満義・高師兼が戦い、顕家が勝利する。

出典：『桜雲記』巻之中

建武5年　1338年　2月6日　8歳

黒地川にて高師泰・細川頼春と北畠顕家が戦う。

出典：『桜雲記』巻之中

建武5年　1338年　2月14日　8歳

雲津川・墨俣川口にて高師泰・細川頼春と北畠顕家が戦い、顕家が勝利する。

出典：『桜雲記』巻之中

建武5年　1338年　2月28日　8歳

南都にて北畠顕家と北朝勢が戦い、北朝勢が勝利する。義良親王は吉野へ、顕家は河内国に逃れる。

出典：『桜雲記』巻之中

延元3年　1338年　5月22日　8歳

石津の合戦で北畠顕家が高師直と戦い、師直が勝利する。顕家は阿倍野にて戦死する。

出典：『桜雲記』巻之中

延元3年　1338年　閏7月2日　8歳

藤島（越前国）にて父・義貞が斯波高経の軍勢に遭遇し戦死する。

出典：『桜雲記』巻之中

延元3年　1338年　閏7月25日　8歳

義良親王、宗良親王、北畠親房・顕信父子、結城宗広が東国に下るべく伊勢国に赴く。

出典：『桜雲記』巻之中

暦応2年・延元4年　1339年　8月16日　9歳

後醍醐天皇が崩御する。

出典：『大乗院日記目録』同年月日条

暦応2年・延元4年　1339年　10月15日　9歳

後村上天皇が即位する。

出典：『大乗院日記目録』

貞和4年・正平3年　1348年　1月5日　18歳

四条畷（河内国）にて高師直と楠木正行が戦い、師直が勝利する。正行・正時兄弟が戦死する。

出典：-

貞和5年・正平4年　1349年　8月24日　19歳

足利直義が高師直により出家・隠居させられる。直義は恵源と名乗る。

出典：『大乗院日記目録』同年月日条

観応1年　1350年　12月9日　20歳

足利直義が南朝に降伏する。

出典：『大乗院日記目録』同年月日条

観応2年・正平6年　1351年　7月30日　21歳

足利直義が京を抜け北陸に落ちる。

出典：『大乗院日記目録』同年月日条

観応2年・正平6年　1351年　10月8日　21歳

足利直義が鎌倉（相模国）に着く。

出典：『大乗院日記目録』同年月日条

観応2年・正平6年　1351年　12月15日　21歳

薩唾山の合戦で足利尊氏と足利直義が戦い尊氏が勝利する。直義は尊氏に降伏する。

出典：『大乗院日記目録』同年月日条

観応3年・正平7年　1352年　2月26日　22歳

足利直義が死去する。毒殺が噂される。

出典：『大乗院日記目録』同年月日条

延文3年・正平13年　1358年　4月29日　28歳

足利尊氏が死去する。

出典：『大乗院日記目録』同年月日条

延文3年・正平13年　1358年　10月10日　28歳

竹沢右京亮、江戸遠江守、江戸下野守、蒲田忠武が多摩川の矢口渡にて新田義興を殺害する。

出典：-