歴史の目的をめぐって


　　　人 物 史

教如　きょうにょ
生 没 年永禄1年（1558）9/16-慶長19年（1614）10/5
出 身摂津国大坂
俗 姓（氏）大谷俗 名光寿
別 称-
院 号 坊 号信浄院
父顕如母如春尼
兄 弟 姉 妹教如、顕尊、准如
配 偶 者朝倉義景の娘、教寿院、妙玄院
子観如、宣如
所 属 寺 社本願寺 住持
東本願寺 住持
僧 位 僧 官-
諡 号-
師 匠顕如
参 考 文 献○教如に関する参考文献
関 連 デ ー タ○教如の関連文化財
教如 年表
永禄1年　1558年　9月16日　1歳
教如が生まれる。
出典：-
永禄13年　1570年　2月16日　13歳
得度し、法名を教如、諱を光寿と称す。
出典：『紫雲殿由縁記』
元亀1年　1570年　4月23日　13歳
「永禄」より「元亀」に年号が改まる。
出典：-
元亀1年　1570年　9月12日　13歳
足利義昭、織田信長が海老江（摂津国）に陣を移し、三好長逸、岩成友通、三好康長、安宅信康、十河存保、篠原長房、松山重治、斎藤龍興、長井道利の籠る野田・福島（摂津国）を攻める。長逸等は信長に降伏を申し出るが信長に断られる。
本願寺顕如が義昭、信長を攻撃する。
出典：『信長公記』巻3（9）「野田福嶋御陣の事」、『兼見卿記』同年月日条
元亀1年　1570年　9月13日　13歳
本願寺顕如が織田方の楼の岸砦、川口砦に攻め入る。
出典：『信長公記』巻3（9）「野田福嶋御陣の事」
元亀1年　1570年　9月14日　13歳
本願寺顕如が天満が森に攻め入る。かすがゐ堤の合戦で織田信長と大坂本願寺勢が戦い、信長が本願寺勢を退ける。この戦いで織田勢の第1陣を佐々成政が、第2陣を前田利家がつとめる。成政は負傷し撤退する。
出典：『信長公記』巻3（9）「野田福嶋御陣の事」
元亀1年　1570年　9月23日　13歳
織田信長が和田惟政、柴田勝家に殿を命じ、野田・福島（摂津国）を引き払い京都に向かう。江口を経由して足利義昭とともに帰洛する。
信長は吉田兼見に白川と山中の通路を封鎖するように命じる。兼見は白川、浄土寺にその旨を命じる。
出典：『兼見卿記』同年月日条、『信長公記』巻3（10）「志賀御陣の事」
元亀4年　1573年　4月12日　16歳
武田信玄が死去する。
出典：『寛政重修諸家譜』巻第145「武田晴信」の項
天正1年　1573年　7月28日　16歳
「元亀」より「天正」に年号が改まる。
出典：-
天正1年　1573年　8月20日　16歳
朝倉景鏡の裏切りにより賢松寺（越前国）にて朝倉義景が自害する。義景の首が龍門寺（越前国）にいる織田信長のもとにもたらされる。
出典：『信長公記』巻6（14）（「朝倉義景成敗、越前一国平均に申付けらるるの事」）
天正1年　1573年　8月28日　16歳
織田信長が小谷城（近江国）京極丸に入る。
浅井長政は小谷城にて自害する。
浅井久政・長政父子の首を京都に送る。
出典：『信長公記』巻6（15）（「浅井下野・備前父子成敗、羽柴筑前跡職仰付けらるるの事」）、『豊鑑』巻1
天正2年　1574年　4月3日　17歳
大坂本願寺にて本願寺顕如が率いる一向一揆が織田信長に対し挙兵する。
出典：『信長公記』巻7（4）蘭奢待を切捕らせらるるの事
天正2年　1574年　7月20日　17歳
中島（摂津国）にて荒木村重と一向一揆勢が戦い、一揆勢が勝利する。
出典：『多聞院日記』同年月24日条
天正2年　1574年　9月29日　17歳
織田信長の願証寺（長島）包囲につき、餓死者が続出する。これにより信長に降伏を申し入れ、船にて寺を退散する一向一揆勢が鉄砲にて撃たれる。信長は中江城、屋長島に籠る一向一揆勢の男女20000人を包囲し火をつけ焼き殺す。この戦いで織田勢は織田信広が戦死する。
出典：『信長公記』巻7（10）「樋口夫婦御生害の事」
天正3年　1575年　4月13日　18歳
織田信長が大坂本願寺を攻めるため、畿内、若狭国、近江国、美濃国、尾張国、伊勢国、丹後国、丹波国、播磨の国衆、根来寺衆を率い、天王寺、住吉、遠里小野に陣取る。
出典：『信長公記』巻8（3）「河内国新堀城攻め干され並に誉田城破却の事」
天正3年　1575年　4月14日　18歳
織田信長が大坂本願寺近くの作毛を薙ぎ捨てる。
出典：『信長公記』巻8（3）「河内国新堀城攻め干され並に誉田城破却の事」
天正3年　1575年　4月16日　18歳
織田信長が遠里小野に陣取り、田畠の作毛を刈り取る。
出典：『信長公記』巻8（3）「河内国新堀城攻め干され並に誉田城破却の事」
天正3年　1575年　10月21日　18歳
織田信長と本願寺顕如が三好康長、松井友閑を介して和睦する。顕如が小玉鑑、枯木・花の絵を信長に贈られる。笑岩が茶壺三日月を信長に進上する。
出典：『信長公記』巻8（8）「大坂三軸進上の事」
天正4年　1576年　4月11日　19歳
教如が広芝口の合戦で討死した願誓の功を賞し、西光坊願照へ名号・詠歌を賜う。
出典：天正4年4/11付教如書状（「教如上人御消息集」『真宗史料集成』）
天正4年　1576年　4月14日　19歳
本願寺顕如及び一向一揆が籠る大坂本願寺への路次を封鎖するため、荒木村重へ同寺の北にあたる野田（摂津国）に砦の普請を、明智光秀・細川藤孝へ同寺東南にあたる森口・森河内（河内国）に砦の普請を、原田直政へ天王寺に砦を築き、木津を抑えて大坂本願寺への通路を遮断するように命じる。天王寺砦には佐久間信栄、光秀および検使の猪子高就、大津長昌を置く。
出典：『信長公記』巻9（3）「原田備中御津寺へ取出討死の事」
天正4年　1576年　5月3日　19歳
早朝、原田直政が先陣に三好笑岩・根来寺衆・和泉国衆を、次陣に直政率いる大和・山城国衆をもって木津の一向一揆勢の砦を攻めるが、楼の岸砦より出撃した一向一揆勢と戦い、直政は奮戦するも戦死する。他に塙喜三郎、塙小七郎、箕浦無右衛門、丹羽小四郎が討死する。一向一揆勢は余勢をかり、明智光秀、佐久間信栄、荒木村重、猪子高就、大津長昌等が籠る天王寺砦を攻める。
三津表の合戦で抜群の働きをした大津教信を賞す感状を発給する。
出典：『多聞院日記』同年月日・4日条、『兼見卿記』同年月日・4日条、『言継卿記』同年月4日条、『信長公記』巻9（3）「原田備中御津寺へ取出討死の事」、天正4年5/3付教如書状（「教如上人御消息集」『真宗史料集成』）
天正4年　1576年　5月5日　19歳
辰刻（7-9時)、織田信長が大坂本願寺に向けて2000の軍勢を引き連れ出陣する。午刻（11-13時）、八幡を通る。先陣の佐久間信盛が若江城（河内国）に攻め入る。
筒井順慶は信長の大坂本願寺攻めにつき、奈良中の15-60歳の男性を総動員するため一乗院尊政、大乗院尋憲に許可を得るべく飯田出羽入道・松田を遣わす。
出典：『兼見卿記』同年月日条、『言継卿記』同年月日条、『多聞院日記』同年月日条、『言経卿記』同年月日条
天正4年　1576年　5月6日　19歳
織田信長が若井（若江）（河内国）に在城する。
奈良（大和国）にて筒井順慶および松永久通の無事が伝わる。
出典：『兼見卿記』同年月日条
天正4年　1576年　5月7日　19歳
早朝より織田信長が総勢で住吉口より出陣する。先陣は佐久間信盛、松永久秀、細川藤孝、若江衆、二陣は滝川一益、蜂屋頼隆、羽柴秀吉、丹羽長秀、稲葉一鉄、氏家直昌、安藤守就、三陣は馬廻衆。午刻（11-13時)に天王寺に入り、大坂本願寺に籠る一向一揆勢と合戦。2000余を討つ勝利を収めたという。信長はこの戦いで足に鉄砲があたり負傷する。戦後、天王寺砦に佐久間信盛、佐久間信栄、進藤山城守、松永久秀、松永久通、水野監物、池田孫次郎、山岡孫太郎、青地千代寿を置く。また、住吉浜に要害を築き、真鍋貞友、沼野伝内を置く。
出典：『兼見卿記』同年月日条、『言継卿記』同年月日条、『多聞院日記』同年月日条、『信長公記』巻9（4）「後後巻再三御合戦の事」
天正4年　1576年　5月8日　19歳
織田信長と本願寺顕如の大坂本願寺周辺での戦闘についての報告が京都にもたらされる。その報告には、信長が大坂西木津の城を落とし、一揆勢10000人を討ち取ったという。また、信長が「大坂之城」（大坂本願寺）を攻め、「大坂之左右之大将」と言われる下間頼廉・雑賀孫市を討ち取ったという。（この報については誤報）
根来寺を経由し大坂本願寺に入城しようとした吉野飯貝の一向衆が捕らえられる。
出典：『多聞院日記』同年月日条
天正4年　1576年　7月12日　19歳
毛利家警固衆・小早川家警固衆・村上水軍衆の木梨元恒・村上吉充・生口景守・児玉就英・戸川秀安・村上武満・粟屋元如・井上春忠・包久景勝・桑原元勝・村上景広・香川広景・村上吉継・乃美宗勝・村上元吉が岩屋（淡路国）を出航し、貝塚（和泉国）に着岸する。
出典：（天正4年7月15日付村上元吉他十四名連署注進状（『戦国遺文』瀬戸内水軍編460号「毛利家文書」）
天正4年　1576年　7月13日　19歳
大坂本願寺に兵糧を運び入れるため、毛利家警固衆・小早川家警固衆・村上水軍衆の木梨元恒・村上吉充・生口景守・児玉就英・村上武満・粟屋元如・井上春忠・包久景勝・桑原元勝・村上景広・香川広景・村上吉継・乃美宗勝・村上元吉、宇喜多家の戸川秀安が雑賀衆ととともに堺津より住吉（摂津国）に出船した際、木津川河口にて織田家の水軍衆に遭遇する。織田方は真鍋貞友、沼野伝内、沼野伊賀、沼野大隅守、宮崎鎌大夫、宮崎鹿目介、尼崎小畑、野口が300艘にて応戦。14日早朝まで戦闘が繰り広げられる。村上水軍衆の焙烙火矢により織田方の船が焼き崩される。織田信長も当地に向かうが、向った時には毛利勢による兵糧の運び入れが終わっていたため撤退する。
出典：（天正4年7月15日付村上元吉他十四名連署注進状（『戦国遺文』瀬戸内水軍編460号「毛利家文書」）、『信長公記』巻9（5）「西国より大船を催し木津浦船軍歴々討死の事」、（天正4年）7月27日付吉川元春書状（『上杉家文書』2-646号）
天正5年　1577年　7月9日　20歳
弟・准如が生まれる。
出典：-
天正6年　1578年　4月4日　21歳
織田信長が、織田信忠を大将とし、北畠信雄、織田信包、神戸信孝、津田信澄、明智光秀、滝川一益、蜂屋頼隆、丹羽長秀を加えた大坂本願寺攻めの軍勢を編成する。
出典：『信長公記』巻11（5）「相撲の事」
天正6年　1578年　4月5日　21歳
織田信長が大坂本願寺周辺の麦苗を悉くなぎ捨てる。
出典：『信長公記』巻11（5）「相撲の事」
天正6年　1578年　4月6日　21歳
織田信長が大坂本願寺周辺の麦苗を悉くなぎ捨てる。
出典：『信長公記』巻11（5）「相撲の事」
天正6年　1578年　4月8日　21歳
織田信忠が大坂本願寺より京都に帰陣する。
出典：『兼見卿記』同年月日条
天正6年　1578年　6月26日　21歳
九鬼嘉隆が大船7艘を熊野浦に出す。大坂へと回漕中、淡輪の海上にて大船の行く手を阻むべく、雑賀・淡輪浦の小船が嘉隆の大船を襲撃するが、九鬼の大船が大鉄砲にて小船を一掃。以後、九鬼への襲撃が止む。
出典：『信長公記』巻11（9）「九鬼大船の事」
天正6年　1578年　7月17日　21歳
九鬼嘉隆が率いる大船7艘が堺に着岸。見物人を驚愕させる。
出典：『信長公記』巻11（9）「九鬼大船の事」
天正6年　1578年　7月18日　21歳
九鬼嘉隆が率いる大船7艘が大坂へと出航。海上に留まり、大坂本願寺への海路を封鎖する。
出典：『信長公記』巻11（9）「九鬼大船の事」
天正6年　1578年　7月20日　21歳
堺浦に伊勢から5000を乗船した大船が到着する。幅7間、長さ12-13間の「鉄ノ船」で「テツハウ」を通さない作り。大坂本願寺の通路を遮断するためという。
出典：『多聞院日記』同年月日・21日条
天正6年　1578年　10月21日　21歳
荒木村重が織田信長に謀反をするのではと信長に伝わるが、信長は村重が謀叛をする理由がないとしつつも、確認のため松井友閑、明智光秀、万見重元を村重のもとに遣わす。村重は信長に謀叛をするつもりはないと返答するが、信長に対し謀叛する。
出典：『信長公記』巻11（13）「荒木摂津守逆心を企て並に伴天連の事」
天正6年　1578年　11月4日　21歳
二条の御殿に滞在中の織田信長が村井貞勝を朝廷につかわし本願寺顕如との和睦仲介を依頼する。
出典：『立入左京亮入道隆佐記』
天正6年　1578年　11月6日　21歳
毛利家の水軍衆が木津へ向かってくるが、九鬼嘉隆の率いる大船7艘が応戦。毛利水軍衆の大将が乗る船を大鉄砲で打ち崩したため、水軍衆は九鬼の大船に近寄らなくなる。見物人は九鬼の手柄と称賛する。
出典：『信長公記』巻11（13）「荒木摂津守逆心を企て並に伴天連の事」
天正6年　1578年　11月10日　21歳
織田信長が荒木村重に与同した高槻城（摂津国）の高山重友を攻めるため、自身は安満（摂津国）の山手に陣取る。滝川一益、明智光秀、丹羽長秀、蜂屋頼隆、氏家直昌、安藤守就、稲葉一鉄を芥川、糠塚、太田、漁師川に布陣させ、太田郷の北山に砦の普請を命じる。織田信忠、北畠信雄、織田信包、神戸信孝、不破直光、前田利家、佐々成政、原長頼、金森長近、日根野備中守、日根野弥治右衛門を天神の馬場に布陣させ、天神山砦の普請を命じる。信長は重友を降伏させるため、重友がキリシタンであることから、重友が降伏し信長に忠節を誓えばキリスト教の布教を認めるが、抗戦を続ければキリスト教を断絶させるとして宣教師に佐久間信盛、羽柴秀吉、松井友閑、大津長昌を添えて説得させる。重友は宣教師の説得に応じ降伏する。
出典：（天正6年）11月11日付羽柴秀吉書状（『姫路市史 史料編1』「黒田家文書」4号）、『信長公記』巻11（13）「荒木摂津守逆心を企て並に伴天連の事」
天正6年　1578年　11月24日　21歳
茨木城（摂津国）に籠る荒木村重方の中川清秀が、古田重然・福富秀勝・下石彦右衛門・野々村正成の勧めにより、同城にいる石田伊予、渡辺勘大夫を追い出し、織田信長に降伏する。
清秀の降伏により、信長は本願寺顕如との和睦を取り止める。
出典：『信長公記』巻11 荒木摂津守逆心を企て並に伴天連の事、『立入左京亮入道隆佐記』、『当代記』巻2同年月日条
天正6年　1578年　12月8日　21歳
織田信長が荒木村重の籠る有岡城（摂津国）を攻める。攻め衆は、堀秀政・万見重元・菅屋長頼が奉行をつとめ、筒井順慶、平井久右衛門、中野又兵衛、芝山次大夫等が参戦する。ただし、村重は織田勢を退け、織田勢は重元、水野忠分等2000余名の戦死者を出す。
出典：『多聞院日記』同年月12日条、『信長公記』巻11 荒木摂津守逆心を企て並に伴天連の事、『家忠日記』同年月12日条
天正6年　1578年　12月11日　21歳
織田信長が有岡城（摂津国）の抑えとして付城の築城を命じ、古池田（摂津国）に移る。
塚口郷の砦に丹羽長秀・蜂屋頼隆・蒲生氏郷・高山重友・神戸信孝を、毛馬村の砦に織田信包・滝川一益・北畠信雄・武藤舜秀を、倉橋郷の砦に池田恒興・元助・池田古新を、原田郷の砦に中川清秀・古田重然を、刀根山の砦に稲葉良通・氏家直昌・安藤守就・芥川を、郡山の砦に津田信澄を、古池田の砦に塩川伯耆を、加茂の砦に織田信忠を、高槻城（摂津国）に大津長昌・牧村長兵衛・生駒市左衛門・生駒三吉・湯浅甚介・猪子高就・村井作右衛門・武田左吉を、茨木城（摂津国）に福富秀勝・下石彦右衛門・野々村正成を置く。
播磨国に、羽柴秀吉・佐久間信盛・明智光秀・筒井順慶を三田城（摂津国）に遣わす。
出典：『信長公記』巻11 同年月日条
天正7年　1579年　8月9日　22歳
柴田勝家が加賀国に侵攻し、阿多賀・本折・小松町口を焼き払い、苅田をする。
出典：『信長公記』巻12（6）「赤井悪右衛門退散の事」
天正7年　1579年　9月2日　22歳
荒木村重が5、6名を召し連れ、有岡城（摂津国）から尼崎（摂津国）に逃亡する。
出典：『信長公記』巻12（7）「荒木伊丹城・妻子捨て忍び出づるの事」
天正7年　1579年　9月12日　22歳
織田信忠が有岡城（摂津国）攻めの軍勢の半分を割き、荒木村重が逃亡した尼崎（摂津国）に攻め入る。七松（摂津国）に砦を2ヶ所築くよう命じ、塩川伯耆・高山重友と中川清秀・山岡景佐に各砦の定番を命じる。その後、信忠は昆陽（摂津国）に帰陣する。
出典：『信長公記』巻12（7）「荒木伊丹城・妻子捨て忍び出づるの事」
天正7年　1579年　9月21日　22歳
織田信長が荒木村重を攻めるべく、京都を発ち山崎（山城国）に移り、同地に宿泊する。
出典：『信長公記』巻12（10）「北畠中将殿御折檻状の事」
天正7年　1579年　9月22日　22歳
荒木村重が有岡城（摂津国）より脱出し、尼崎（摂津国）に移る。
出典：『当代記』巻2同年月日条
天正7年　1579年　9月24日　22歳
織田信長が荒木村重を攻めるべく、山崎（山城国）を発ち、古池田（摂津国）に着陣する。
出典：『信長公記』巻12（10）「北畠中将殿御折檻状の事」
天正7年　1579年　9月27日　22歳
織田信長が有岡城（摂津国）を囲む諸砦を見舞う。昆陽（摂津国）に在陣中の滝川一益のもとに逗留の後、塚口（摂津国）に在陣中の丹羽長秀のもとに赴き休息をとった後、古池田（摂津国）に戻る。
出典：『信長公記』巻12（10）「北畠中将殿御折檻状の事」
天正7年　1579年　9月29日　22歳
天王寺にて、織田信長勢と大坂本願寺の一向一揆勢が戦う。
出典：『多聞院日記』同年10月6日条
天正7年　1579年　10月15日　22歳
早朝、荒木村重の籠る有岡城（摂津国）の城外のカワメ市場が焼ける。滝川一益が荒木家の足軽大将である星野・山脇・隠岐・宮脇を寝返らせ、織田勢を城中に引き入れる。
出典：『多聞院日記』同年月16日条、『信長公記』巻12（13）「伊丹城謀叛人の事」
天正7年　1579年　11月20日　22歳
荒木村重の有岡城（摂津国）が開城し、織田信長に渡される。
出典：『多聞院日記』同年月22日条
天正8年　1580年　1月17日　23歳
申刻（15-17時）、三木城（播磨国）にて別所長治、別所友之が切腹する。三木城が羽柴秀吉の手に落ちる。
出典：『信長公記』巻13（1）「播州三木城落居の事」、『天正記』「播磨別所記」、『豊臣記』
天正8年　1580年　2月20日　23歳
織田信長が大坂本願寺を攻めるため上洛する。妙覚寺に宿泊する。
出典：『多聞院日記』同年月21日条、『信長公記』巻13（1）「播州三木城落居の事」
天正8年　1580年　閏3月6日　23歳
織田信長が安土城（近江国）より天王寺に入る。
出典：『信長公記』巻13（3）「大坂退散御請け誓紙の事」
天正8年　1580年　閏3月9日　23歳
柴田勝家が加賀国に侵攻する。勝家は添川・手取川を渡り宮の腰に陣取る。野々市に籠る一向一揆勢を攻める。
出典：『信長公記』巻13（4）「能登・加賀両国、柴田一篇に申付くる事」
天正8年　1580年　4月9日　23歳
本願寺顕如、如春尼、下間頼廉、平井越後守、八木駿河守が大坂本願寺を退去する。顕如の子・教如は大坂本願寺への籠城を継続する。
出典：『信長公記』巻13（6）「本門跡大坂退去の事」
天正8年?　1580?年　6月9日　23歳
大坂本願寺籠城を継続する教如が、越中・加賀の門徒衆の非協力の状況を糺すため寺内素休と井上善五郎を勝興寺に遣わす。
出典：6月9日付教如書状（『越中真宗史料』一 中世「勝興寺文書」）
天正8年?　1580?年　7月2日　23歳
横田重恒等が、6月9日に勝興寺に遣わされた寺内素休・井上善五郎に、大坂本願寺籠城（「大坂拘様」）を続ける教如の無事と、越中下向後の二人が大坂へ越中の情勢について報告がないため不審に思っていること、松倉城（越中国）に在番している河田長親に大坂本願寺籠城が困難であるため支援を依頼するように命じる。
出典：7月2日付横田重恒他連署状（金龍静『一向一揆論』（吉川弘文館、2004年）史料編-62号 「慈明寺文書」）
天正8年　1580年　8月2日　23歳
大坂本願寺に籠城を継続していた教如が織田信長に同寺を明け渡す。勅使として近衛前久、勧修寺晴豊、庭田重保が、信長からの使者として松井友閑、佐久間信盛、矢部家定が大坂本願寺に赴く。教如は雑賀（紀伊国）に移る。この日の夜、大坂本願寺が焼ける。
出典：『多聞院日記』同年月5日条、『信長公記』巻13（9）「大坂退散の事」
天正8年　1580年　11月20日　23歳
織田信長のもとに、柴田勝家の使者が到着し、加賀国の一向一揆勢の大将19人をはじめ多くの一向衆を討ち取ったことを報告する。
出典：『当代記』巻2同年月日条
天正10年　1582年　3月1日　25歳
山内（加賀国）の一向一揆を柴田勝家が鎮圧する。
出典：『鷺森日記』同年月5日条
天正10年　1582年　4月8日　25歳
上杉景勝が善徳寺に能登国・越中国・飛騨国の門徒蜂起を要請する。
出典：（天正10年）4月8日付上杉景勝書状（『上越市史 別編2 上杉氏文書集二』2342号）
天正10年　1582年　6月2日　25歳
本能寺に宿泊中の織田信長を、早朝、明智光秀が襲撃する。信長は自害する。また、光秀は二条殿に籠城する織田信忠とその小姓勢を討ち取る。
信長勢：森成利（戦死）、福富秀勝（戦死）、野々村正成（戦死）。
信忠勢：村井貞勝（戦死）、菅屋長頼（戦死）、織田信房（戦死）。
出典：『多聞院日記』同年月日・3日条
天正11年　1583年　8月10日　26歳
筒井順慶が教如に大輪田又左衛門・今井兵部を使者として遣わし、この日、教如のもとに到着する。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正11年　1583年　8月18日　26歳
寺内素休が越中国在番の上杉家家臣である桐沢具繁・黒金景信・須田満親・千坂景親に、上杉景勝へ教如からの音信をとりなしてもらうよう依頼する。また彼等に、寺内素休が越中在国期にお世話になったことの礼を述べる。
出典：（天正11年）8月18日付素休書状写（『上越市史 別編2 上杉氏文書集二』2831号「景勝公諸士来書」十九）
天正13年　1585年　1月9日　28歳
堀秀政が本願寺顕如へ年頭の礼として堀采女を貝塚本願寺に遣わす。顕如・教如に太刀1腰・綿5把を贈る。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正13年　1585年　2月7頃日　28歳
教如が上洛する。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正13年　1585年　3月14日　28歳
教如が堺に入る。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正13年　1585年　3月16日　28歳
下間頼廉邸の庭で花見に本願寺顕如・教如父子が赴く。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正13年　1585年　3月21日　28歳
教如・興正寺顕尊兄弟が根来寺・雑賀衆攻めのため大坂城（摂津国）を出立した羽柴秀吉を大津（和泉国）にて迎える。顕如は病のため見舞いに赴けず。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正13年　1585年　4月3日　28歳
本願寺顕如が、子・教如、興正寺顕尊を紀伊国にいる羽柴秀吉のもとへ陣中見舞いとして遣わす。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正13年　1585年　4月4日　28歳
本願寺顕如が遣わした子・教如、興正寺顕尊が土橋平之丞の城内にいた羽柴秀吉と対面する。教如より猩々皮1枚、道服2、銀50枚、顕尊より縮30端、瓶10対を秀吉に贈る。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正13年　1585年　4月5日　28歳
子・教如、興正寺顕尊が貝塚本願寺に帰寺する。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正13年　1585年　4月25日　28歳
羽柴秀吉の雑賀・根来寺攻めの軍勢開陣につき、本願寺顕如が子・教如、興正寺顕尊とともに茶屋で一献を進上する。秀吉は顕如・教如・顕尊の4人のみで一献を受ける。
施薬院全宗が礼にやってくる。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正13年　1585年　5月4日　28歳
羽柴秀吉が天満本願寺の縄張り打ちをする。敷地は中嶋天満宮の会所から東の河際までの7町、北へ5町で、大坂本願寺より広大となる。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正13年　1585年　6月27日　28歳
教如が大坂城（摂津国）に赴き羽柴秀吉への礼に赴く。茶湯があったものの、秀吉はおらず、千宗易のみ参会する。玉澗の市絵を見物する。
中島（摂津国）にて天満本願寺の屋敷を見物する。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正13年　1585年　6月29日　28歳
教如が住吉の祓を堺にて見物する。その後、貝塚本願寺に帰寺する。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正13年　1585年　7月10日　28歳
中島天満宮会所に居る大村由己が礼のために本願寺顕如のもとを訪れる。顕如・教如父子が対面する。由己は自身が執筆した軍記「別所小三郎兄弟切腹諸卒ヲ助ル事」「惟任日向守謀叛信長公御父子御最後其為躰事」「柴田修理助ト江北ニテ合戦秀吉御本意之事」を語る。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正13年　1585年　7月11日　28歳
羽柴秀吉への関白宣下が行われる。
出典：『兼見卿記』同年月日条
天正13年　1585年　8月30日　28歳
羽柴秀吉より寺地として得た中島（摂津国）に本願寺（天満本願寺）を移転する。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正13年　1585年　閏8月1日　28歳
教如が佐々成政の対治のため北陸にいる羽柴秀吉のもとへ見舞いの使者として赴き大聖寺（加賀国）にて秀吉に謁見する。越前国、加賀国の門徒衆に会うよう秀吉より指示される。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正13年　1585年　9月8日　28歳
本願寺顕如、教如、興正寺顕尊が羽柴秀吉のもとに礼に訪れる。座敷にて湯漬け、三之膳でもてなす。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正13年　1585年　9月10日　28歳
脇坂安治、宮木藤左衛門が本願寺顕如のもとに礼に訪れる。安治・藤左衛門に顕如は子・教如、興正寺顕尊とともに対面する。
石田三成が顕如のもとに礼に訪れ、顕如に1腰・馬を、教如に太刀・馬代を、顕尊に1腰・馬代を贈る。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正13年　1585年　9月12日　28歳
施薬院全宗が今井宗久・今井隼人を同道して本願寺顕如のもとに礼に訪れる。全宗は顕如・教如・興正寺顕尊に銀5枚を贈る。顕如は子・教如、顕尊とともに全宗・宗久・隼人に対面する。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正13年　1585年　9月14日　28歳
羽柴秀吉が有馬（摂津国）に湯治のため向かう途中、天満本願寺に立ち寄る。石田三成、増田長盛、大谷吉継、千抛筅斎、施薬院全宗、今井宗久、今井宗薫等が随従する。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正13年　1585年　10月23日　28歳
羽柴秀吉の大坂城（摂津国）帰城につき、本願寺顕如、教如、興正寺顕尊が川向かいにて出迎える。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正14年　1586年　1月8日　29歳
本願寺顕如、教如、興正寺顕尊、下間頼廉が長宗我部元親のもとを訪れる。元親は9日、土佐国に向けて出港予定とされる。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正14年　1586年　3月22日　29歳
教如が丹波梅若大夫をシテとする能を催す。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正14年　1586年　4月3日　29歳
本願寺顕如が湯治のため十津川（大和国）に赴くべく、天満本願寺を出立する。今井（大和国）に逗留する。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正14年　1586年　4月5日　29歳
本願寺顕如が下市（大和国）に赴く。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正14年　1586年　4月6日　29歳
本願寺顕如が下市（大和国）を発つ。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正14年　1586年　4月8日　29歳
本願寺顕如が十津川（大和国）に到着する。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正14年　1586年　4月27日　29歳
本願寺顕如が十津川（大和国）より天満本願寺に帰寺する。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正14年　1586年　6月1日　29歳
天満本願寺の地築が始まる。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正14年　1586年　6月4日　29歳
天満本願寺の地築につき石を据える。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正14年　1586年　6月17日　29歳
上杉景勝、直江兼続が千坂景親（景勝使者）・大石綱元（兼続使者）を、天満本願寺の本願寺顕如、教如のもとに音信として遣わす。景勝はそれぞれに太刀1腰・馬1疋を、兼続は馬1疋を贈る。
出典：『宇野主水日記』同年月日条
天正14年　1586年　6月26日　29歳
天満本願寺の御影堂柱立が始まる。
出典：『西光寺古記』「西光寺古記二十五」「天正十四年丙戌天満宮御堂」
天正14年　1586年　6月28日　29歳
天満本願寺の御影堂棟上が行われる。
出典：『西光寺古記』「西光寺古記二十五」「天正十四年丙戌天満宮御堂」
天正14年　1586年　7月19日　29歳
天満本願寺の御影堂棟上式が行われる。
出典：『西光寺古記』「西光寺古記二十五」「天正十四年丙戌天満宮御堂」
天正14年　1586年　8月3日　29歳
親鸞木像を天満本願寺の阿弥陀堂から御影堂に移徙する。
出典：『西光寺古記』「西光寺古記二十五」「天正十四年丙戌天満宮御堂」
天正14年　1586年　8月19日　29歳
天満に造営した興正寺の御堂の棟上が行われる。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正14年　1586年　9月28日　29歳
湯治のため、本願寺顕如、顕如の妻・如春尼、子・准如が有馬（摂津国）に赴く。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正14年　1586年　10月14日　29歳
有馬（摂津国）に湯治に赴いていた本願寺顕如、顕如の妻・如春尼、子・准如が天満本願寺に帰寺する。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正14年　1586年　10月30日　29歳
大坂滞在中の徳川家康が、本願寺顕如、教如、興正寺顕尊に音信として松平忠右衛門を遣わし、顕如に1腰、馬を、教如・顕尊に馬を贈る。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正14年　1586年　11月13日　29歳
本願寺顕如、教如、興正寺顕尊が参内する。顕如は准后に、教如は僧正に任じられる。
出典：『宇野主水記』同年月日条、『言経卿記』同年月日条
天正14年　1586年　11月27日　29歳
本願寺顕如が痢病を患い通仙院に逗留する。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正14年　1586年　12月27日　29歳
豊臣秀吉が教如のもとに赴き茶湯に訪れる。また、秀吉が本願寺顕如を見舞う。
出典：『宇野主水記』同年月日条
天正19年　1591年　1月22日　34歳
本願寺顕如、如春尼、教如、准如が興正寺顕尊の饗応を受ける。
出典：『言経卿記』同年月日条
天正19年　1591年　2月3日　34歳
天満本願寺の御堂において准如が得度する。
出典：『言経卿記』同年月日条
天正20年　1592年　2月-日　35歳
本願寺（京都六条）の釿始が執行される。
出典：『紫雲殿由縁記』
天正20年　1592年　11月18日　35歳
本願寺（京都六条）にて移徙供養が執行される。
出典：『紫雲殿由縁記』
天正20年　1592年　11月24日　35歳
報恩講の期間中、父・顕如が中風により死去する。
出典：『大谷嫡流実記』「顕如」の項
文禄1年　1592年　12月8日　35歳
「天正」より「文禄」に年号が改まる。
出典：-
文禄1年　1592年　12月10日　35歳
七条東河原にて顕如の葬礼が行われる。
出典：『大谷嫡流実記』「顕如」の項
文禄1年　1592年　12月25日　35歳
顕如の遺骨が大谷本願寺の旧地に納骨される。
出典：『大谷嫡流実記』「顕如」の項
文禄2年　1593年　閏9月15日　36歳
本願寺教如が大坂城（摂津国）に到着する。施薬院全宗、長束正家、山中長俊が豊臣秀吉の使者として教如のもとを訪れる。全宗等からは、大坂に居所を拵えること、織田信長にとって教如は「大敵」であったこと、秀吉の代となり雑賀から貝塚、天満、七条（京都）へ本願寺が移転したことを秀吉の「御恩」と思うべきこと、教如の不行儀は父・顕如から秀吉に度々報告があったこと、顕如が本願寺住持職を准如に譲ると記した譲状が存在すること、顕如が折檻した家臣を教如が召し抱えていること、教如の妻女のこと、教如は心から不届きの心中を改めるべきこと、心を改めたのであれば今後10年は教如を門跡として認め、10年経った後は弟・准如に本願寺住持職を譲りること、この処置は教如を一方的に処罰するものであるが秀吉が教如に目をかけているからこそのことであること、もし改心しないのであれば3000石を下付し無役にして秀吉の茶の湯友達として奉公すること、以上の事を言い渡される。教如は上記の要件を承知し10年後に准如へ住持職を譲ることを返事する。しかし、その場にいた家臣が譲状の存在に疑義を呈したため、秀吉の怒りを買い、すぐに退隠するよう命じられる。
出典：『駒井日記』同年月16日条
文禄2年　1593年　閏9月16日　36歳
豊臣秀吉が本願寺の住持職について、譲状に基づき、本願寺教如を退け、弟・准如に相続させるよう命じる。
出典：『駒井日記』同年月日条・同年月17日条
文禄2年　1593年　閏9月17日　36歳
教如が帰京する。
出典：『駒井日記』同年月18日条
文禄5年　1596年　4月6日　39歳
徳川家康が教如のもとを訪れる。
出典：『言経卿記』同年月5日条
慶長1年　1596年　10月27日　39歳
「文禄」より「慶長」に元号が改まる。
出典：-
慶長2年　1597年　3月17日　40歳
徳川家康が教如のもとに茶湯に訪れる。
出典：『言経卿記』同年月日条
慶長2年　1597年　4月18日　40歳
教如が西光寺（越後国頚城郡下郷府中高見町）に蓮如御影を下付する。
出典：蓮如御影裏書（『上越市史 資料編3 古代・中世』1084号）
慶長2年　1597年　6月28日　40歳
教如が本覚坊存教（越後国頚城郡津在□下野田）に顕如御影を下付する。
出典：顕如御影裏書（『上越市史 資料編3 古代・中世』1085号）
慶長2年　1597年　9月15日　40歳
教如が長楽寺誓安（越後国頚城郡中嶋）に顕如御影を下付する。
出典：顕如御影裏書（『上越市史 資料編3 古代・中世』1087号）
慶長3年　1598年　1月16日　41歳
母・如春尼が死去する。
出典：「西光寺古記 三十二 慶長三年如春法尼送終記」
慶長3年　1598年　8月18日　41歳
豊臣秀吉が死去する。
出典：『当代記』巻3同年月日条
慶長3年　1598年　12月10日　41歳
徳川家康が教如のもとを訪れる。
出典：『言経卿記』同年月日条
慶長4年　1599年　11月-日　42歳
教如が『正信念仏偈』・『三帖和讃』を開板する。
出典：『正信念仏偈』・『三帖和讃』奥書（個人蔵。長浜城歴史博物館編『顕如・教如と一向一揆』）
慶長5年　1600年　4月24日　43歳
徳川家康が大坂城（摂津国）に赴くにあたり、教如は御礼にうかがう。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長5年　1600年　4月25日　43歳
教如が本願寺に帰還する。御堂衆の御文朗読を確認する。御堂衆を叱咤する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長5年　1600年　5月15日　43歳
教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長5年　1600年　6月14日　43歳
教如が本願寺に帰還する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長5年　1600年　6月17日　43歳
教如が伏見城（山城国）にいる徳川家康を見舞う。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長5年　1600年　6月24日　43歳
教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長5年　1600年　6月26日　43歳
教如が本願寺に帰寺する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長5年　1600年　6月27日　43歳
教如が大津（近江国）に赴く。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長5年　1600年　6月28日　43歳
教如が本願寺に帰寺する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長5年　1600年　7月2日　43歳
教如が徳川家康を見舞うため東国を目指し出発する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長5年　1600年　8月17日　43歳
徳川家康の見舞いのため東国に向かった教如が京都の本願寺に帰還する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長5年　1600年　8月21日　43歳
教如が大坂に赴く。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長5年　1600年　8月24日　43歳
教如が京都の本願寺に帰還する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長5年　1600年　9月15日　43歳
関ヶ原の合戦で徳川家康と石田三成が戦い、家康が勝利する。
家康が岡山に、三成が笹尾山に本陣を置く。黒田長政・加藤嘉明・細川忠興・金森長近が石田三成と、福島正則・松平忠吉・井伊直政が宇喜多秀家・小西行長と、藤堂高虎が大谷吉継と戦い、池田輝政・浅野幸長が南宮山の毛利秀元・吉川広家・安国寺恵瓊・長束正家・長宗我部盛親と対峙する。戦中、小早川秀秋が寝返り、大谷吉継勢を襲撃し、石田勢が総崩れとなる。三成は伊吹山方面に逃走する。島津義弘・島津豊久は伊勢路からの撤退を企て、井伊直政の追撃を受けるも豊久が殿をつとめ、直政を鉄砲にて逆襲し負傷させ、戦場を離脱する。
徳川家康勢：徳川家康［総大将］、井伊直政、本多忠勝、黒田長政、加藤嘉明、細川忠興、金森長近、福島正則、松平忠吉、井伊直政、藤堂高虎、池田輝政、浅野幸長、酒井重忠［徳川家康勢］、松平定友［徳川家康勢］、松平康安［徳川家康勢］、小栗忠政［徳川家康勢］、花房職秀［徳川家康勢］、油川信貞［徳川家康勢］、三枝守英［徳川家康勢］、岩瀬氏与［徳川家康勢・使番］、鈴木重次［徳川家康勢］、森可澄［徳川家康勢］、黒田一成［黒田長政勢］、菅正利［黒田長政勢］、菅正辰［黒田長政勢］、藤堂高刑［藤堂高虎勢］、池田利隆［池田輝政勢］、池田長吉［池田輝政勢］、伊木忠次［池田輝政勢］、森可政［有馬則頼勢］。
石田三成勢：石田三成［総大将］、島津義弘、島津豊久（戦死）、宇喜多秀家、小西行長、大谷吉継（戦死）、平塚為広（戦死）、毛利秀元、吉川広家、安国寺恵瓊、長束正家、長宗我部盛親、川尻秀長（戦死）、島清興［石田三成勢］（戦死）、大谷吉治［大谷吉継勢］、湯浅隆貞［大谷吉継勢］（戦死）、福留政親［長宗我部盛親勢］。
出典：『関原始末記』、『寛政重修諸家譜』巻第26「松平康安」の項、同45「小栗忠政」の項、同54「松平定友」の項、同59「酒井重忠」の項、同89「花房職之」の項、同127「森可澄」の項、同147「油川信貞」の項、同963「岩瀬氏与」の項、同1154「鈴木重次」の項、『福富半右衛門親政法名浄安覚書』、『菅氏世譜』
慶長5年　1600年　9月17日　43歳
教如が関ヶ原の合戦で勝利した徳川家康の見舞うため近江に向う。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長5年　1600年　9月20日　43歳
教如が大津城（近江国）で徳川家康に謁見する。この日、京都の本願寺に帰還する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長5年　1600年　9月28日　43歳
教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長5年　1600年　閏11月16日　43歳
教如が京都の本願寺に帰還する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長5年　1600年　12月2日　43歳
教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長5年　1600年　12月19日　43歳
教如が京都の本願寺に帰還する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長5年　1600年　12月21日　43歳
教如が御堂衆の聖順寺と道了を供として召し連れ、大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長6年　1601年　2月8日　44歳
教如が京都の本願寺に帰還する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長6年　1601年　3月15日　44歳
教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長6年　1601年　3月22日　44歳
教如が京都の本願寺に帰還する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長6年　1601年　4月19日　44歳
教如が近江国浅井郡坂田郡惣道場に教如寿像を下付する。
出典：教如寿像裏書（湯次方蔵、長浜城歴史博物館編『顕如・教如と一向一揆』）
慶長6年　1601年　6月24日　44歳
教如が近江国坂田郡北郡下寄道場に顕如御影を下付する。
出典：顕如御影裏書（下寄十三日講蔵、長浜城歴史博物館編『顕如・教如と一向一揆』）
慶長6年　1601年　7月1日　44歳
教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長6年　1601年　7月5日　44歳
教如が京都の本願寺に帰還する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長6年　1601年　8月16日　44歳
徳川家康が京都の本願寺にいる教如のもとを訪れる。家康は教如に土産として銀子200枚と布300端を贈る。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長6年　1601年　8月17日　44歳
教如が伏見城（山城国）にいる徳川家康のもとを訪れ、16日の礼物のお礼を述べる。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長6年　1601年　9月24日　44歳
教如が大津（近江国）に下向する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長6年　1601年　9月28日　44歳
教如が京都の本願寺に帰還する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長6年　1601年　10月3日　44歳
教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長6年　1601年　10月9日　44歳
教如が伏見に赴き報恩講を執り行う。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長6年　1601年　10月17日　44歳
教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長6年　1601年　11月4日　44歳
教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長6年　1601年　11月10日　44歳
天満御堂の御移徒がなされる。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長7年　1602年　1月5日　45歳
教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長7年　1602年　1月22日　45歳
教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長7年　1602年　2月2日　45歳
教如が京都の本願寺に帰還する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長7年　1602年　3月16日　45歳
教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長7年　1602年　5月10日　45歳
教如が近江に赴く。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長7年　1602年　5月15日　45歳
教如が伏見に赴く。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長7年　1602年　6月14日　45歳
教如が大坂より京都の本願寺に帰還する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長7年　1602年　6月20日　45歳
教如が伏見に赴く。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長7年　1602年　6月29日　45歳
教如が近江に赴く。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長7年　1602年　7月29日　45歳
教如が二位と民部を連れて近江に赴く。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長7年　1602年　8月2日　45歳
教如が近江より京都の本願寺に帰還する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長7年　1602年　8月9日　45歳
教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長7年　1602年　9月2日　45歳
教如が伏見に赴く。
出典：『御堂日記』（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長8年　1603年　1月5日　46歳
教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長8年　1603年　1月13日　46歳
茶所を破却する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長8年　1603年　1月22日　46歳
板倉勝重、加藤喜左衛門が教如のもとを訪れる。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長8年　1603年　1月26日　46歳
池田輝政兄弟が教如のもとを訪れる。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長8年　1603年　2月1日　46歳
教如が伏見に向かう。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長8年　1603年　7月21日　46歳
教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長8年　1603年　7月27日　46歳
東本願寺阿弥陀堂の柱立てが行われる。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長8年　1603年　8月2日　46歳
本願寺教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長8年　1603年　8月10日　46歳
本願寺教如が大坂より東本願寺に帰寺する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長8年　1603年　9月19日　46歳
本願寺教如が伏見に向かう。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長8年　1603年　10月2日　46歳
本願寺教如が長浜（近江国）に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長8年　1603年　10月11日　46歳
本願寺教如が長浜（近江国）より東本願寺に帰寺する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長8年　1603年　10月18日　46歳
東本願寺阿弥陀堂が棟上。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長8年　1603年　10月29日　46歳
本願寺教如が茨木（摂津国）に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長8年　1603年　12月14日　46歳
本願寺教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長8年　1603年　12月16日　46歳
本願寺教如が大坂より東本願寺に帰寺する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長9年　1604年　2月-日　47歳
本願寺教如が近江国浅井郡湯次の直参門徒に顕如御影を下付する。
出典：顕如御影裏書（湯次方蔵。長浜城歴史博物館編『顕如・教如と一向一揆』）
慶長9年　1604年　4月7日　47歳
細川忠興が東本願寺の御影堂の見物に訪れる。本願寺教如は御堂衆を御影堂に詰めさせ、親鸞木像を納める逗子扉を開いた状態で忠興を迎える。
出典：『御堂日記』同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長9年　1604年　4月11日　47歳
夜、本願寺教如の娘が花山院忠長に嫁ぐ。冷泉為満、山科言緒、舟橋秀賢が婚儀を見物する。
出典：『慶長日件録』同年月日条
慶長9年　1604年　4月14日　47歳
本願寺教如が東本願寺御影堂の地築を寺内町衆に命じる。
出典：『御堂日記』同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長9年　1604年　5月8日　47歳
東本願寺御影堂の石築に大津衆（門徒衆）がやってくる。
出典：『御堂日記』同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長9年　1604年　5月10日　47歳
東本願寺御影堂の石築に伏見衆（門徒衆）がやってくる。
出典：『御堂日記』同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長9年　1604年　5月12日　47歳
福島正則が本願寺教如のもとを訪れる。教如は正則との会見後、上洛する松平忠吉を迎えるべく大津（近江国）に赴き、忠吉を迎える。教如はその日のうちに東本願寺に戻る。
出典：『御堂日記』同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長9年　1604年　5月28日　47歳
夜明け、本願寺教如が東本願寺の梵鐘鋳造の様子を見物する。
出典：『御堂日記』同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長9年　1604年　5月29日　47歳
28日に鋳造した梵鐘を掘り出す。
出典：『御堂日記』同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長9年　1604年　6月3日　47歳
28日に鋳造した梵鐘を東本願寺御影堂の前に引く。
出典：『御堂日記』同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長9年　1604年　6月5日　47歳
28日に鋳造した梵鐘をつるす。観如が梵鐘を打つ。
出典：『御堂日記』同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長9年　1604年　6月14日　47歳
卯刻（5:00-7:00）、東本願寺御影堂の柱立てが始まる。
出典：『御堂日記』同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長9年　1604年　6月28日　47歳
本願寺教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長9年　1604年　8月30日　47歳
本願寺教如が勧修寺光豊邸へ向かう。その後、御堂衆5人を御供とし、100名以上を引き連れ参内する。衣装は絹袴に直綴で、金の中浮を持つ。禁裏へ太刀・馬代として銀子20枚・綿100把、女院御所へ綿100把・銀子10枚、親王へ太刀・馬代銀子10枚・杉原5束を進上する。清涼殿西間で後陽成天皇に対面する。つぎで仙洞御所に赴く。どちらにおいても1献もなし。
出典：『御堂日記』同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）、『慶長日件録』同年月日条
慶長9年　1604年　閏8月16日　47歳
梵鐘を東本願寺の鐘楼につるす。
出典：『御堂日記』同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長9年　1604年　9月15日　47歳
本願寺教如が親鸞木像を東本願寺の御影堂に移徙する。
出典：『御堂日記』同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長9年　1604年　10月13日　47歳
本願寺教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長9年　1604年　10月18日　47歳
本願寺教如が大坂より東本願寺に帰寺する。
出典：『御堂日記』同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長9年　1604年　11月1日　47歳
本願寺教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長9年　1604年　11月18日　47歳
本願寺教如が伏見に入り、その後、大津（近江国）に下向する。
出典：『御堂日記』同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長10年　1605年　1月4日　48歳
本願寺教如・観如父子が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長10年　1605年　1月8日　48歳
本願寺教如・観如父子が大坂より東本願寺に帰寺する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長10年　1605年　1月12日　48歳
本願寺教如が江戸（武蔵国）に向けて東本願寺を出発する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長10年　1605年　2月22日　48歳
本願寺教如が江戸より東本願寺に帰寺する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長10年　1605年　2月24日　48歳
上洛する結城秀康を迎えるため、大津（近江国）に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長10年　1605年　4月17日　48歳
浅野長政が東本願寺御影堂に参詣する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長10年　1605年　10月16日　48歳
本願寺教如が御堂衆の泉龍寺・専光寺・徳蔵寺・誓源寺を供として召し連れ、天満（摂津国）に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長10年　1605年　10月26日　48歳
本願寺教如が大坂より東本願寺に帰寺する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長10年　1605年　10月29日　48歳
本願寺教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長10年　1605年　11月13日　48歳
本願寺教如が大坂より東本願寺に帰寺する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長10年　1605年　12月13日　48歳
本願寺教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長10年　1605年　12月15日　48歳
本願寺教如が大坂より東本願寺に帰寺する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長11年　1606年　1月2日　49歳
本願寺教如が光泉寺・唯泉寺・真行寺を供として召し連れ、大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長11年　1606年　1月9日　49歳
本願寺教如が大坂より東本願寺に帰寺する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長11年　1606年　1月16日　49歳
本願寺教如が泉龍寺・法光寺・等覚寺を供として召し連れ、大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長11年　1606年　1月26日　49歳
本願寺教如が徳願寺（美濃国多芸郡金屋村）の願心に顕如御影を下付する。
出典：顕如御影裏書（『同朋大学仏教文化研究所紀要』35号-研究所調査記録）
慶長11年　1606年　3月21日　49歳
本願寺教如が大坂より東本願寺に帰寺。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長11年　1606年　3月23日　49歳
本願寺教如が泉龍寺・唯泉寺・法光寺・等覚寺を供として召し連れ、関東に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長11年　1606年　5月10日　49歳
本願寺教如が関東より東本願寺に帰寺する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長11年　1606年　5月14日　49歳
本願寺教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長11年　1606年　7月16日　49歳
本願寺教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長11年　1606年　8月22日　49歳
本願寺教如・観如父子が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長11年　1606年　9月5日　49歳
本願寺教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長11年　1606年　9月7日　49歳
本願寺教如が大坂より東本願寺に帰寺する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長11年　1606年　10月5日　49歳
本願寺教如が河内より東本願寺に帰寺する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長11年　1606年　10月12日　49歳
本願寺教如が茨木に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長11年　1606年　10月24日　49歳
本願寺教如が伏見に赴く。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長11年　1606年　11月13日　49歳
本願寺教如が大津（近江国）に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長11年　1606年　11月15日　49歳
本願寺教如が大津（近江国）より東本願寺に帰寺する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長11年　1606年　12月2日　49歳
本願寺教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長11年　1606年　12月3日　49歳
本願寺教如が大坂より東本願寺に帰寺する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長12年　1607年　1月12日　50歳
本願寺教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長12年　1607年　5月27日　50歳
本願寺教如が江戸（武蔵国）に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長12年　1607年　7月6日　50歳
本願寺教如が江戸より東本願寺に帰寺する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長12年　1607年　8月18日　50歳
本願寺教如が泉龍寺・専光寺・聖順寺・真行寺を供として召し連れ、越前に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長12年　1607年　9月29日　50歳
未明、本願寺教如が伏見に赴く。一度、東本願寺に帰寺した後、大坂へ下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長12年　1607年　11月12日　50歳
本願寺教如が大坂より東本願寺に帰寺する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長12年　1607年　11月17日　50歳
本願寺教如が宇治（山城国）に赴き、その足で大津（近江国）へ下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長13年　1608年　1月14日　51歳
本願寺教如が専光寺・聖順寺・真行寺を供として召し連れ、大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長13年　1608年　2月14日　51歳
本願寺教如が専了寺（美濃国多芸郡栗笠村）の成徳に蓮如御影を下付する。
出典：蓮如御影裏書（『同朋大学仏教文化研究所紀要』35号-研究所調査記録）
慶長13年　1608年　3月1日　51歳
本願寺教如が大坂より東本願寺に帰寺する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長13年　1608年　3月5日　51歳
本願寺教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長13年　1608年　3月10日　51歳
本願寺教如が大坂より東本願寺に帰寺する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長13年　1608年　5月2日　51歳
本願寺教如が唯泉寺を供として召し連れ、大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長13年　1608年　7月8日　51歳
本願寺教如が天満（摂津国）に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長13年　1608年　7月21日　51歳
本願寺教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長13年　1608年　9月5日　51歳
本願寺教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長13年　1608年　10月15日　51歳
本願寺教如が茨木（摂津国）に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長13年　1608年　11月15日　51歳
本願寺教如が大津（近江国）に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長14年　1609年　1月11日　52歳
大僧正に任じられる。
出典：『言緒卿記』同年月日条、『義演准后日記』同年月日条
慶長15年　1610年　1月10日　53歳
本願寺教如が大坂より東本願寺に帰寺する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長15年　1610年　1月20日　53歳
本願寺教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長15年　1610年　1月27日　53歳
本願寺教如が親鸞木像を御局に移し、数珠の房を直す。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長15年　1610年　3月19日　53歳
28日まで親鸞聖人350回忌の法要を執行する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長15年　1610年　4月2日　53歳
本願寺教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長16年　1611年　1月5日　54歳
本願寺教如が泉龍寺・宝光坊・光泉寺・永念寺・唯泉寺を供として召し連れ、大坂に下向する。
出典：『御堂日記』同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長16年　1611年　5月1日　54歳
本願寺教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長16年　1611年　8月2日　54歳
本願寺教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長16年　1611年　9月4日　54歳
本願寺教如が御堂衆の光泉寺・誓源寺を供として召し連れ、大坂に下向する。
出典：『御堂日記』同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長16年　1611年　9月7日　54歳
本願寺教如が大坂より東本願寺に帰寺する。
出典：『御堂日記』同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長16年　1611年　10月19日　54歳
本願寺教如・観如父子が山科（山城国）へ物見遊山をする。
出典：『御堂日記』同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長16年　1611年　10月20日　54歳
本願寺教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長16年　1611年　10月22日　54歳
本願寺教如が大坂より東本願寺に帰寺する。
出典：『御堂日記』同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長16年　1611年　11月25日　54歳
子息の観如が死去する。
出典：『御堂日記』同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長16年　1611年　12月6日　54歳
子・観如の葬礼を執行する。
出典：『御堂日記』同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長17年　1612年　9月6日　55歳
本願寺教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長17年　1612年　10月2日　55歳
本願寺教如が八尾（河内国）に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長17年　1612年　10月23日　55歳
本願寺教如が逮夜前に大坂より東本願寺に帰寺する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長17年　1612年　閏10月12日　55歳
本願寺教如が近江国より東本願寺に帰寺する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長18年　1613年　1月9日　56歳
本願寺教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長18年　1613年　2月7日　56歳
本願寺教如が聖運寺（三河国幡豆郡吉良荘西尾郷）の信乗に教如寿像を下付する。
出典：教如寿像裏書（『同朋大学仏教文化研究所紀要』33号-研究所調査記録）
慶長18年　1613年　7月6日　56歳
本願寺教如が円光寺（近江国浅井郡）の了善に教如寿像を下付する。
出典：教如寿像裏書（円光寺蔵。長浜城歴史博物館編『顕如・教如と一向一揆』）
慶長18年　1613年　7月25日　56歳
本願寺教如が大坂より東本願寺に帰寺する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長18年　1613年　11月11日　56歳
本願寺教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長18年　1613年　12月13日　56歳
本願寺教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長19年　1614年　1月6日　57歳
本願寺教如が大坂に下向する。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長19年　1614年　4月18日　57歳
南光坊天海が東本願寺にいる本願寺教如のもとを訪れる。
出典：『御堂日記』（略抜）同年月日条（『真宗本廟（東本願寺）造営史』）
慶長19年　1614年　10月5日　57歳
本願寺教如が死去する。
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